鮪も捨てるところの少ない魚です。

部位ごとに美味しく食べる調理法があり、日本人に好まれている魚です。

鮪部位

鮪部位図解

 赤身

  身近に味わえるまぐろの部位。中トロ・大トロとはひと味違う旨味と食感。お寿司やお刺身など、生で食すのが美味しいです。
 中トロ   背・腹にある部位。ほどよくとろける脂と、赤身のバランス良く、人気の部位です。お寿司、お刺身はもちろん、炙りやしゃぶしゃぶなどでも提供されます。
 大トロ   口に入れた瞬間に、とろける脂の旨味と甘みが大トロの特徴。
まぐろの質の良さで味が決まる、最高の部位。
 ほほ肉   えらを動かす筋肉。1尾から2枚しかとれない希少部位。火を通すと肉のような食感と旨味がでます。
 かま   えらの後ろの部分。1尾から2枚しかとれず希少部位。火を通すとお肉のような食感と旨味がでます。脂ののった部位をカマトロと呼び、大トロに匹敵する美味しさ。

 脳天

  少ししか取れない希少部位。お刺身などで食すのが美味しい。
 尾   尾の身は4分割され、フライなどにして食します。

 クロマグロ

 

本鮪とも呼ぶ。鮪の中で最高級品。

漁場:カナダ大西洋バンク沖・アイルランド海域・ボストン沖・地中海・日本近海

 ミナミマグロ  

インド鮪とも呼ぶ。大トロ部分が多い。身質は濃い赤色で固く、締まっている。お寿司のネタに良い。

漁場:アフリカケープタウン沖 ・タスマン海、ニュージーランド・シドニー沖 (オーストラリアで畜養インド鮪を日本に空輸、したり、現地で凍結されたものが出ている。

 メバチマグロ  

生産量が最も多い鮪。身質が柔らかく刺身に向きます。

漁場: 南半球の亜熱帯水域が主漁場。

 キハダマグロ   皮肌が黄色く、肉は薄いピンク色。味にクセがなく淡白で刺身にしやすく色変わりが遅い。回転寿司で定番のネタ。
 ビン長マグロ   薄い乳白色で身質が極めて柔らかい。漁場によってはビントロと呼ばれる淡白な脂がのったものもある。最もお手頃な鮪。